博多牛もつ鍋 なの川 恵比寿 代官山店 様

福岡市で著名人のファンが多いことで知られる、「牛もつ鍋 なの川」の
恵比寿 代官山店様でModuleX®をご採用いただきました。

35年間親しまれてきた味とアットホームな雰囲気を継承しつつ、出店の土地柄
や常連のお客様の期待に配慮できるよう、高級な雰囲気に偏らない、
バランスを大切にすることを軸に設計をしていることを最初にお伺いしました。

当社独自開発の照明設計手法である視野角内ライティングモデュレーション®と
スペクトルデザイン®を用い照明計画を行いました。
エントランスから入るとペンダントライトが下がる通路があり、右にテーブル席
エリアと個室が配され、奥に半個室があります。テーブル席エリアに入ると
正面に流れるような書のアートがかかる壁面がまず目に入るので、
光の重心を少し上げ、アートだけが際立つ照射を行いました。
ソファー席の背面にはライン状の照明器具を配置し、柔らかな光の
グラデーションが壁面から天井へ広がります。
座ってお食事をされるお客様の視線に合わせ光の重心をできるだけ下げ、
落ち着いた雰囲気をより強調しました。

照明計画を始める前に、お施主様と設計者様にご来社していただき、実際に使う
内装素材のサンプルのいくつかを光で照射して見比べる実験を行いました。
照射された素材自体の見え方だけでなく素材に反射された光の広がりを意識し、
料理やアートへ照射する光のスペクトルと、落ち着きを演出する効果を高める
グラデーションライティングのスペクトルを分けることで、
食事の見え方と空間を楽しむ見え方が両立できる計画を行いました。

また、当社独自の環境制御技術であるModuleX®Controlsを用い、
机上面、鉛直面の輝度、照度バランスを整え居心地良く
食事をしていただける空間に仕上げました。