北米照明学会（IES、本拠地：ニューヨーク）主催の
「2018 IES Illumination Awards（北米照明学会賞）」において、
「GINZA SIX」が「Award of Merit」を受賞致しました。
北米照明学会照明賞は、照明学の権威として知られる北米照明学会が主催する、
照明設計を対象とした国際的な照明デザイン賞で、その専門性・創意工夫・
オリジナリティを評価の対象としています。
｢Award of Merit｣は、有効な貢献をした照明デザインに授与されます。
日本の誇る銀座一等地に位置するハイクラス、ハイクオリティに
特化した施設で、日本の伝統文化を商空間に取り込んだ銀座の玄関となる
地域最大級の大規模複合施設です。
日本のエッセンスを取り入れたインテリアデザインに対し、
「風のように光が全体に浸透していくような光環境を作り上げる」ことが
ライティングコンセプトでした。
複雑なインテリアデザインに対し、機能照明は、極限まで存在を隠し、
まるで間接照明だけで照度を確保しているような空間を演出しています。
また、１日の時間の流れ、人の動きを考慮し、最も適した照明シーンを
つくることで無駄なエネルギーを排除し、かつ、すべての光源はLEDを
採用することで環境への配慮を行っています。
特に回遊起点となる16Mに及ぶ吹き抜け空間では、
魅力的な商材演出としての機能照明は、超長距離を照射できる配光制御と
グレアコントロールに徹底したハードウェアを採用し、
機能照明と間接照明の相乗効果で販売観点、デザイン観点の問題を
解決した照明計画となりました。
いずれのエリアも、不快な眩しさを徹底して排除し、輝度のバランスを
考慮して最適な照明効果を実現いたしました。
施設名：GINZA SIX
内装デザイン：グエナエル・ニコラ氏（株式会社キュリオシティ）
管理・運営： GINZA SIXリテールマネジメント（商業施設）
撮影：繁田愉
