早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリー 様

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早稲田大学の旧4号館を大規模改修して開館した
早稲田大学国際文化館(村上春樹ライブラリー)にて、
ModuleX®をご採用いただきました。

「物語を拓ろう、心を語ろう」をコンセプトに村上文学の研究を行うとともに、
国際文学、翻訳文学に関する世界の交流拠点となることを目指されており、
村上春樹氏より寄託・寄贈された書籍や直筆原稿など各種資料のほか、
数万枚のレコードやCDコレクションの一部も所蔵され、館内施設として
カフェやギャラリー、オーディオスペースなども設けられています。

村上文学の世界を、設計者で建築家の隈研吾氏の解釈で説いた「トンネル」が
デザインコンセプトとされており、入り口から地下へ続く「階段本棚」の
頭上には、木製ルーバーのトンネルが3層を貫き広がっています。

隈研吾建築都市設計事務所様からは、木製ルーバーのトンネルを浮き上がらせ、
その中の天井内は感じさせないでほしい。
階段は、そこで書籍が読める快適な環境にしてほしい。
建物への入り口のトンネルは強い影ではない美しい陰影で演出してほしい。
という、非常に繊細な照明計画と最後の仕上げ作業が重要なご要望を
いただきました。

照明設計と同時にメンテナンスを考慮したライティングポジションを決める
ため、工事着工前に建築や内装の設計データを分析し、照明効果をご確認
いただける当社独自開発の照明設計技法であるライティングアナリシスに
よって、幾度となく打ち合わせを重ね、詰めながら1箇所に定めました。
下から上へ照らし上げる手法による、木製ルーバー及び空間を魅せる、
環境の照明と、書籍棚に対する機能の照明を同時に満たしました。

計画した全ての空間は、隈研吾様と共に最後の仕上げ調整を行い、
ご要望を実現した空間に仕上がりました。

一般の方も予約制で利用可能な施設です。
詳細は、Webサイトをご参照ください。
https://www.waseda.jp/culture/wihl/

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使用器具詳細

Project DATA

プロジェクト名 早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリー
建築設計 隈研吾建築都市設計事務所
ModuleX ソリューション
フォーメーション
クリエイティブディレクター  海野信二
写真撮影 株式会社川澄・小林研二写真事務所  船来洋志
主要器具 ConsciLed、ModuleX80
所在地 東京都新宿区西早稲田1丁目6 4号館
電話番号 03-3204-4614
URL https://www.waseda.jp/culture/wihl/

プロジェクト名の敬称は省略させていただき表示しています。