京都の中心地、中京区にオープンされたコーヒーとドーナツのお店「Hoo.」に
ModuleX®をご採用いただきました。
京都の看板建築となった京町家を利用した改修計画で、建物の各部材の多くは
痛んだ状態でしたが、その有り様を時が紡いだ価値と捉え、
最低限の補修のみにとどめ再利用することを店舗計画の軸としています。
日中は建物の奥にまで自然光が入り込み、穏やかな空気感に包み込まれた空間を
作っており、夕暮れ以降もその空気感を損なわないように留意し、
当社独⾃開発の照明設計技法である視野⾓内ライティングモデュレーション®を
用いて、空間のどこに、どれ位の光エネルギーが必要か検討し、
最小限の照明器具にて実現する計画を行いました。
1F販売カウンタースペースは天井パネルの形状に合わせ、均整度の高い照明器具
を配置し、日中は自然光と一体となり作業性の良い光環境としています。
夕方以降はカウンターの作業性はそのままに、カウンター腰にはあえて光は
当てずにシルエットで見せることで、日中とは異なる陰影の美しい空間
としています。
2Fイートインスペースについては、極力照明器具を見せたくないとご要望を
いただき、当社独自の光学制御技術によってグレアコントロールした
照明器具と、その取付位置の検証にあわせ、
当社独自のフィルターライティングデザイン®を用いた光質のコントロールに
より、照明器具の存在を感じさせない計画を行うことができ、古い佇まいを
感じる空間ができました。
また、環境制御技術であるModuleX®Controlsにより、昼夜の輝度や明るさの
バランスを整えることで、お客様が、いつ来店されても居心地の良い時間を
過ごしていただける空間としています。
プロジェクト名 | Hoo. |
設計デザイン | 一級建築士事務所こより | アトリエソルト |
ModuleX ソリューション フォーメーション |
シニアライティングデザイナー 池田淳 |
写真撮影 | JUNICHI USUI |
主要器具 | ModuleX Controls、ModuleX60 |
所在地 | 京都市中京区橋本町467-3 |
URL | https://www.instagram.com/hoo_kyoto/ |
プロジェクト名の敬称は省略させていただき表示しています。