篠栗珈琲焙煎所 様

光と時間のコントラストが生み出す上質な空間

福岡の山あい、篠栗駅そばの小高い丘の上に建てられたコーヒーショップ、
「篠栗珈琲焙煎所」様にModuleX®をご採用いただきました。

「ここでしか味わえない芳醇なひとときを心ゆくまで愉しんでほしい」
そんな思いから生まれた同店の光環境には、上質な時間をお過ごしいただく
ショップエリアの光を軸に、大きな窓面から刻々と変化しながら射し込む
自然光と焙煎所で作業を行うための無機質で均一な光を統合し、
静的な美しさを創出する
当社独自開発の照明設計技法であるスタティックライティングデザイン®を
用いて一つのまとまった店舗空間として機能する照明計画を提案いたしました。

ショップエリアでは、ダウンライトを格子天井の間に一定の法則で配置すること
によって視覚的な整然さを生み出し、照明器具の存在を主張しないように努め、
空間中央のシンボリックな天井造作のグラデーションライティングと、
各所に配置した当社の意匠器具であるMOTIF BESPOKE及びCollectionsを
合わせ輝度、照度バランスを整えました。

さらに、自然光の変化と環境制御技術であるModuleX®Controlsを用いる
ことで、ショップ空間に昼夜で違った表情を作り出しています。
昼間は異なる3つのエリアの光を統合し、一つにまとまった上質な空間を
つくり、夜間はショップ中央の象徴的なカウンターを核として、それぞれの
エリア間にあえて暗がりを作ることで空間を分け、各々のエリアの独立感を
強調した落ち着きのある空間としています。

自然光の変化という受動的な要素を利用してその影響を能動的に活用し、
ショップ空間に時間によって変化する表情の変化を演出しています。